アレックスモールトン

最初に小径車にきっかけをもったのはモールトンでした。残念ながら所有したことはいまのところないのですが、モーターサイクルの雑誌で最高速チャレンジ、自転車は何キロでるのかみたいな企画記事がモールトンを最初に知った記事でした。自転車のこともあまり知らなかったこともあって荷物も積めるのに速いのかとビックリしたわけです。
関西では店頭に置いてる店をほとんどみません。いまでは店頭に置いてる店もありますので実車を見ることができます。
それでも専門にやってる店のほうがいいようなイメージはあります。独特のノウハウというか。
パシュレイがライセンス生産してるのもしらなかったときに東急ハンズ江坂店にパシュレイモールトンが置いてて「あのモールトン!」と胸踊りましたが当時のプライスは26万ほとだったと記憶がありますか、自転車で26万って!というのか当時の正直な感想。
(笑)
いやいまでも高いとは思いますよ、自転車全般。
お城で作られるほうなんて存在も知りませんでした。
結局、高いと思ってたことや簡単に畳めないことなどもあってBD-1を買うことになるわけですが。
いま思うとモールトンのフレームは見た目の格好良さもその魅力のひとつだとは思いますが、重量的には不利だと思いますがトラス構造により剛性が確保されてることもありますが小径車にありがちなホイールが小さいことによりヘッドが低くなり、ハンドルステムが上に長くなる構造、つまりら横から車体を見るとH型になるわけですが、ステムが長く(高く)なることで、この部分の剛性不足によりチカラがかかると、たわんでしまう気持ち悪さがなく、通常のダイヤモンドフレームをもつ自転車と同じぐらいの剛性をハンドル周りに確保してる点が素晴らしいのかなと。
逆に個人的にダメなところがフレームサイズが1サイズしかないこと。
アップライトなポジションで乗るならフレームサイズが小さくてもよいと思うけどハンドルを低く前にといったポジションをとる場合、ステムで前に出すといっても限度があるかなと。
あとは剛性確保のための分割フレームだけど、やはり小さくならないので輪行するのに適してる気はしない。たぶんモールトンを所有しても輪行はしない気がします。
荷物を積む際は左右に振り分けるパニアバッグでなく前後ホイールの上位置に取り付ける専用のバッグがあり左右に振り分けないのでバランスよく積めるといえるかも。
面白いのが純正リアバッグにベルトがついており、三角オニギリみたいな形をしたバッグのてっぺんはタイヤをはめて、ベルトで固定するようになってる。
タイヤが入手しにくいような場所へ渡航する際はスペアタイヤを載せて走るというコンセプト。
そんな機会はそうそうないけど、タイヤも運べるのは小径のメリットなのかもしれませんね。(たためるのもあるけど)
ただ残念な点がひとつ。
体重があることもあるのだけど、セッティングの関係か「これがモールトンか!」「すばらしい!」というような印象を過去何度かの試乗で感じたことがないんですよ。
悪い印象はなく乗り心地のよい自転車という印象はあるのですがサスが沈むといいますか、動きすぎるといいますか(笑)
オーナーに合わせたセッティングしてるので少し借りただけじゃわかんないのは当然ですけどね。