自転車 輪行 歴史とトレンクルほか(長文注意)

1995年   JR東日本が4〜5人のグループ、家族などを対象に
        鉄道+レンタカーを組み合わせた企画を発表。
        レール&レンタカー「レン太くん」という名前で
        そこそこヒット。ただもっと小規模、個人単位になると不十分なため
        レンタサイクルを駅に設置することも検討。

1997年   PANASONICも既存の輪行用自転車(折りたたみ自転車)よりも
        もっと便利な自転車を開発すべく「トレクルサーフ」を発表。
        名前のとおりサーフボード状に折りたたむことをコンセプトにし電車に
        持ち込めるように開発した。
        まだまだサイズ的に大きくもっと小さい自転車の開発の必要を感じた。

1998年   JR東日本PANASONICとで共同開発。
        「トレンクル6500 & 7500」を東京国際自転車展にて発表。
        400円コインロッカー(当時の)に折りたたんでいれることができる   
        チタン製の折りたたみ自転車。JR東日本と共同開発ということで
        異例なこととしてはキヨスクでも購入ができた。

1999年1月 JR東日本がこれまで自転車を鉄道に持ち込むために必要であった
        「手回り品切符」を廃止して無料で持ちこめるように発表。

1999年4月 これまで一般自転車店ではあまり取り扱いがなかった
        折りたたみ自転車を専門にしたLOROが上本町(大阪)にオープン。
        (現在は高麗橋に移転してます)
        LOROができるまでは折りたたみ自転車を扱うお店はほとんどなく
        カタログをみて注文してから入荷するような状況。
        当時からBROMPTON(当時は台湾製)、BD−1をミズタニ自転車は
        扱ってたが販売してくれるお店も少なかったため当時はSONY
        通信販売をやってたのだけど、通販などで販売されていた。
        DAHON東急ハンズなどでたまにみかけた程度。
   
        日本市場においてはイギリス製BROMPTONは正規には入荷しておらず
        マニアは個人的に輸入するか、当時からサイクルテックIKDでは相談に
        のってくれていたのでIKD経由で購入したりしていた。


1999年7月 「折りたたみ自転車の本」が発売(エイムック)
         爆発的に(?)折りたたみ自転車が売れるようになった。

2000年   トレンクル6500 & 7500がモデルチェンジ。
        折りたたみヒンジが使いにくいといわれていたので改善。 
        旧モデルは折りたたんだフレームの間にハンドルが入る構造だったが
        DAHONの特許に抵触するという理由で残念なことだけど畳んだ
        ハンドルは外側に折れるようになってしまった。


BROMPTONも地味にモデルチェンジされてきているが、2000年以前はイギリス製の
BROMPTONは生産台数も少なく実際に流通させようにも難しかった問題もあり
アジア地域は台湾製のライセンスモデルが流通していた。形こそ“ほぼ”同じであったが
どうも出来がイギリス製とぜんぜんちがっていたので生産体制が整ったとの(おそらく)
ライセンス期限が切れたのを境に台湾製BROMPTONは生産されなくなった。
一時期、日本では台湾製BROPTON(4万円台)とイギリス製BROMPTONが併売されてた
時期があって台湾製と区別するためUK BROMPTONという名前で販売された。(12万円)

このときに初めて日本市場にラインナップされたUK BROMPTONはT5という名称。
5速のスターメー内装ハブ、ライト、ダイナモ、キャリアがついており、いまでいうハンドルはMタイプでした。

当時のミズタニ自転車はBROMPTONBD-1(実はBD-1のほかにBD-2,BD-3もあった。
BD-2はベルトドライブ、BD-3は外装変速と内装3速の組み合わせでワイドレンジ)
のほかにディブラッシィ、BIKEFRIDAYの取り扱いもあった。
BIKEFRIDAYに関してはストックしていたのを店頭に卸してたわけで、本来の
サイズや色をオーダーできるBIKEFRIDAYの持ち味は生かされてなかったこともあり
BIKEFRIDAYは日本のおいては代理店経由の販売のみとなった。

BIKEFRIDAYの日本代理店はサイクルテックIKD(群馬)、アマンダスポーツ(東京)、
イトーサイクル(大阪)の3店舗に加えて最近、イークル(東京)が加わりましたので
4店舗になりました。

小径ブームが落ち着くとRecumbentというタイプの自転車が一部のユーザーの間で話題に。
Recumbentは時折、映画にも登場してるわけだけど「ブレインストーム」やロビンウィリアムズが
ロボットになったことで話題の「アンドリュー」ではBikeE(現在倒産)がでてる。
ほかにもでてる作品があるかもしれない。

いまはもうつくってないんだけどRecumbentはいっとき世界的にもブームに
なりかけてたのか小さな会社で作られることがほとんどだったんだけどキャノンデール
トレックからも市販されたことがあった。(すぐにやめちゃったけど)

話がとぶけど映画ということで自転車な映画の紹介。
トップランナー
アメリカンフライヤー
ヤングゼネレーション
クイックシルバー
自転車泥棒
少年と自転車
17歳の風景〜少年は何をみたのか
ぼくとママの黄色い自転車
僕たちのバイシクルロード
メッセンジャー
シャカリキ
茄子アンダルシア(2作品あります)
ベルヴィルランデブー

他にもまだまだあると思います。
たとえばETにつかわれた自転車(BMX)は日本のKUWAHARAというメーカーの
ものが採用されました。
当時アメリカのBMXレースにおいてKUWAHARAのBMXは子供たちのあこがれの
バイクであったことなどからKUWAHARAが採用されたのは自然な流れだったよう
です。

上記内容もざっくりと記憶をたぐって書いたことですので間違った認識もあるかもしれませんのでご了承ください。