BROMPTON

最近、BROMPTONに興味を持たれた方なんかの場合、昔のBROMPTONを知らないことがあるだろうから、知ってる人にはわざわざなことですが、簡単に説明。
15年近く前は日本を含むアジアマーケットにおいてはBROMPTON社のライセンスにより台湾で製造されたBROMPTONが販売されてました。
これは当時、イギリスのBROMPTON本社工場で生産できる台数が少なく世界で同じイギリス製のBROMPTONを販売することができなかったためアジアマーケットのBROMPTONを台湾で大量生産してたという経緯があります。当時の生産台数は正確には発表されてませんが、当時から英国製のBROMPTON個人輸入されて乗られてた方から聞いた話では年間400台弱しか生産されておらず欧米マーケット分もバックオーダーをかかえてるような状態だったようです。
台湾製BROMPTONも正式にライセンスをうけて生産されたもので偽物ではありませんが、フレームの材質わリアキャリアの形状など細部にわたり違いもあり、実際に乗ると見た目以上に全然違う乗り物であることが英国製のBROMPTONに買い替えてわかりました。
ライセンス期限も切れ、BROMPTON社も工場を新しくつくり生産規模が大きくなったこともあって台湾製BROMPTONはなくなりました。
オークションなどで英国製のBROMPTONより安く手にはいるということで高値取引されてるようですが当時の日本での販売価格は4万円台でした。中には3万円台で購入された方もいらっしゃいます。
現在も英国製のBROMPTONはイギリスにあるBROMPTON本社工場で職人さんの手でくみたてられてますが、一部のパーツや塗装などを外注することで効率を高め生産台数を増やすことができたため世界で売られてるBROMPTONはすべて英国製になってます。現在、年間4000台ぐらいだったかと思いますが会社の規模が大きくなったのと、いまなお売れ続けてるのがすごいですね。
CEOがリッチー氏からウィル氏にかわり基本的にはモデルチェンジしないというコンセプトはそのままハンドル形状が3種類に増えたり、一部をtitaniumパーツを使うことで900gほど軽量化されたモデルなどがリリースされるようになりました。
また洋服などをオーダーメイドすることを"BE-SPOKE"といいますが、これと自転車のスポークをかけてBROMPTONのオーダーシステムを"B-SPOKE"といいます。
変速機の有無、種類、ハンドル、クランクのギア数、コグ、カラーなどを自分だけの組み合わせでオーダーできます。日本ではカラーオーダーを受付してるお店はBROMPTONのプレミアムディーラーで受付してますが完全なB-SPOKEでの注文はBROMPTON公式の専門店BROMPTONJUNCTION(神戸)でのみとなってます。
BROMPTONJUNCTIONはBROMPTON公式なのはもちろん、BROMPTONの世界へ専門店をだすという計画のひとつで世界第一号店となってます。オープン初日はCEOのウィル氏も来店してファンとの交流、フレームにサインなどしてくれておりました。
BROMPTONJUNCTIONは経営自体はBROMPTON直営ではなく折りたたみ自転車専門店のLoRoが運営してます。BROMPTON社との約束でB-SPOKEの受注はBROMPTONJUNCTIONのみでしかできないそうですが、注文したあとの納品は各店でできるかもしれませんので必要な方は問い合わせてみてください。