Traincle

平成10年にJR東日本が発表したときのプレスリリースがアーカイブに残ってた。
http://www.jreast.co.jp/press/1998_1/19980901/index.html
結果的には的を外した感があってTraincleはあまり売れなかったような気もする。お店でも在庫になってしまって苦肉の策で「テレビショッピング」に出したところ軽さが受けてシニア世代からの発注が殺到したらしい。おそらく旅行とかでは使ってないだろうなと。ロッカーに入ることありきで設計されており、自転車としての基本設計でイマイチなところがあるのは拒めません。BRIDGESTONEさんからだとおそらくこのジオメトリーでは市販してないと思います。そいうい点ではPanasonicさんよくやったとおもいます。
とにかく軽い。
輪行時に肩から背負って走れるぐらいですので、そのまま乗車せずにうろうろもできます。
個人的体型の問題としてはフレームサイズが小さいことはロッカーに入れるのが目的の自転車なのでいたしかたないとして、シートピラーがNITTOに依頼して制作されているのだけど、ピラーを作る機械の都合で標準企画のパイプ径でしか作れてないこと。
他社の折り畳み自転車をみてと分かるけど小径車のピラーは長くなるので剛性をあげるため直径が太くなってます。体重があるのも原因でありますが(笑)ピラーが長さの割に細いので、たわんでしまい頼りない。
おそらく走行中にグリグリやってしまうためクイックで締め切れずサドルが下がってきてしまいます。
体重の軽いひとでは問題ありませんので、こちらの体型がTraincleにとって想定外なのは間違いない。
またカタログ上の軽さを実現するためシートピラーが短い。ブレーキレバーも効きを重視せず軽さでパーツをセレクトしてますので標準装備のパーツでは安全性から考えてもよくないので交換対象となります。
結果的には重量が増えますが、それでも軽いです。
最近のモデルではビックリするぐらい価格が上がって「誰がかうの?!(買ってひとすんません)」ったなぐらいになってますが、パーツもマシになりました。
残念なのは価格の高騰理由がtitaniumの材料高騰とのことで仕方がないのと、手間なので作りたくない?、titaniumとしての良さはあまりないのでフロントフォークが昔のはtitaniumだったのがカーボンに変更されてしまってます。(写真は前のもの)
本当だったらカタログから消えてなくなるモデルだとおもうのですが、どうせハンドメイドということでなくさなかったPanasonicさんはえらい。(笑)
そう、TraincleってハンドメイドでPanasonicのオーダーシステムPOSによるロードバイクなんかが作られてる工場で作られてる。
大阪府柏原市に工場があります。
小さいから安いって理屈でもないので国産でハンドメイドと思うと価格も納得?!いや、やっぱ高い。