GHISALLO

LITESPEED社が製造販売していた最軽量モデル。
3AL2.5Vよりも強度が高い6AL4Vtitaniumを使用することでパイプを薄くして金属フレームにかかわらず770gを実現。
フレーム溶接後、サンドペーパーで表面を磨いて、さらに軽量化して仕上げるという凝りよう。
フレームをよくみるとトップチューブは表面積を大きくし強度をもたせるため菱形に加工。
ダウンチューブはヘッドチューブにむかい直径が大きくなり、BB側にいくと横方向に平たく加工されてるのがわかる。
カーボンなら型にいれて整形するだけなのだろうけど金属でこれをやろうとすると手作業を伴う。
柔らかい3AL2.5Vと違って6AL4Vは硬いため加工がかなり困難。手間のかかる作業だったに違いない。
また通常のスローピングフレームよりトップチューブに角度がついててシートチューブが短く前三角を小さくすることで剛性を確保してる。そのため写真でみてもシートピラーが普通より長くでてるようにみえる。
ペラペラのパイプを使ってることもあって実際に試乗すると不安はないものの一部のパイプは押すとペコンとへこむ箇所がある。
市販するまえに100キロ以上の体重のスタッフに毎日通勤に使わせて、日常の使用にも問題ないことをテストしたとか。
残念ながら今は製造してないモデルになる。