凝ったフレーム

VORTEXに話がもどってまうけどフレームはすごく凝った作り。
チタンパイプでインテグラルヘッドも凝ってますが、トップチューブは多角形になってます。
ただでさえ硬い6AL-4Vチタンなわけですが、どうも引き抜き管ではなくチタンの板を曲げてパイプにしてるかんじ。
溶接の仕上げが良いので違和感ないですがトップチューブの下はどうも合わせ目らしいのを発見することができます。
多角形にするのは表面積を大きくすることで剛性確保が目的なんやと思いますが、もともと硬いのにカチンコチンに。
リア三角はというと、これまた凝っててシートステイは菱形、、、これもおそらく板から成形したか、潰したか。でもってベントしてます。
硬い素材をわざわざ使ってるのにベントさせて振動吸収がねらい?
それなら柔らかい素材にすりゃええのに(笑)
この時代はカーボンバイクもコストが高くて前三角はアルミなど金属でリア三角だけカーボンをつかったフレームなども多数でてました。メーカーもあれこれ模索してたんやろか。
BBのところにはLITESPEEDの刻印。
あとどれもそうだけどチタンフレームは塗装をしてないものが多い。
腐食に強いので塗装をせんでもええらしい。
これが妖艶な金属の艶を放ってなんともいえません。
キズつかないわけではないのでキズ防止には塗装をするほうがええとは思いますけどね。
凝ったフレームも好きですがクロモリ鋼のような細い丸パイプでクラシカルなフレームも好きです。
もう作ってないみたいで買えないんだけどMERLINEのCYRENEあたりは好みでした。
これまた凝ってて硬いチタンフレームに20時間ぐらいかけて手作業で彫り仕事してるっていうフレームです。こちらのほうがフレームが細いので乗り心地良さそうなので好みだったかも。